映画

ティファニーで朝食を

初めて見た。 ラブロマンスの王道みたいなイメージを持っていたけど、これは……虐待されてぶっ壊れた女が皆さんに迷惑をかけまくる話じゃないか。よく「奔放な生き様」とか言って美化してるけどさあ。少なくとも気持ちよくなったりうれしくなる映画ではなかっ…

地獄の黙示録 特別完全版

覚悟はしていたが疲れる映画だった。そして名作と讃えられる理由が分かった。 ともあれ難解な映画ではない。少なくとも特別完全版は劇場公開版よりずっと分かりやすくなっているらしい。たぶん監督も皆さんに「戦争ってやだなあ」と思っていただければそれで…

鴨川ホルモー

内容が薄かった。日本を代表する古都、東西南北に位置する有名校、式神を操る伝統行事、といった魅力的な素材を生かし切れてない。この分だと、おそらく原作の設定も生かし切れていないのだろう。たぶん式神との接し方とか。人ならざる力に触れる緊迫感とか…

ヤッターマン

ちょい役が豪華な学芸会的映画。 くだらないのを承知で見に行ったけど本当にくだらなかった。 何がダメって脚本がダメ。 ギャグも下手。不条理とは単に突拍子もないことをすればいいというわけではない。必然性やリアリティをうまく伏線にしてこそ非現実が生…

チェ 28歳の革命

すばらしい旅は、すさまじい旅へ・・・。 学生時代の旅行を描いた「モーターサイクル・ダイアリーズ」で見せたお気楽さはすっかり影を潜め、4年後の彼は鉄の意志を持つ革命の闘士へと変貌していた。しかし、指揮官としての冷静な判断の源泉は、世界の貧困と…

AKIRA(劇場版)

友達と今更のように「AKIRAすげー」という会話をする。 AKIRAは未だに熱狂的なファンが多くいるようだが、その人の家では、今でも「家に帰ったら母がAKIRAを見ていた」とか、「姉さんが金田のバイクについて熱く語る」とか、「姉さんの息子(小学生)がAKIRA…

立喰師列伝

初日に見に行きましたですよ。 まあ、笑かすための映画です。しょうもないことを真剣に実践する様は「しょうもない」の一言に尽きます。ナレーションも含めてショウモナイデス。そこが笑えなくても、昔を知っているオタクなら、映像の素材で十分に楽しめるん…

鬼龍院花子の生涯

誰とは言わないが、これを胎教に使われた人がいる。見て唖然とした。あまりにもそのままなのだ。まさにこれは彼女の人生の原点だ。 しかしまあ、「夏目雅子を見たいから」という理由で、妊娠中の妻を連れて、こんな流産したり指を詰めたり人を刺し殺しまくる…

火垂るの墓

みんなのトラウマになっているらしい映画が放映されるので、数週間ぶりにテレビをつけた。 しかし、思っていたほどダメージはなく、オープニングで泣いたら、あとは淡々と見ることができた。 「どうせ死ぬんだ。どうせ死ぬんだ。だって『墓』だし。」 と、あ…

姑獲鳥の夏

科学に裏打ちされた陰陽師のお話。公式サイトはこちら。 半端に古臭い怪獣映画みたいで萎える。もっと徹底的にわざとらしさを出すか、そうでなければリアリティを追求してほしかった。 文学的な言い回しをそのまま映画に持ち込んじゃダメだよ。演劇ならいい…

デビルマンの評価

なのはくらいで目くじらを立てている場合ではなかった。 「デビルマン 糞映画」でGoogle検索すると、この映画の公式サイトが一番上にヒットする。Googleの検索エンジン技術「PageRank」の優秀性を物語る証拠のひとつである。 でも実際、僕はこれから映画を作…