ここ数日

本当にひどい目にあった。手間のかかる子だ。
ここまで大変だと、育児とどっちが大変なんだろう。うんこをもらさない点では育児よりましだが、幼児は毎日16時間ぶっ続けで泣き叫んだりするまい。ましてや次の日に立てなくなるほど自分を殴ることなどないだろう。
寝不足がたたり、人からもらった風邪が簡単に発病した。久しぶりにのどが痛かった。舌の先に口内炎も出来た。幸い、早めの処方(改源チョコラBB)で悪化せずにすんだ。
一方、問題の患者さんは、自分でかみちぎった口の中の傷が疲れのせいで回復せず、口内炎になっている。この人は自分で自分に罰を与える癖がある。体が動かない自分が許せないという。
そんな彼女も、殴る場所が劇的に変わった。昔は頭、顔、のど、胸など上半身が主体だったが、先日は右の太ももをラッコのように叩き続けていた。翌日、女が素手で叩いたとは思えないようなあざが完成していた。歩行は無理だった。

これはその写真。DVの痕と言ったら信じる人間も多いのではなかろうか。というより、「この女が自分でやりました」と言ったほうが信じてもらえないのではなかろうか。おれじゃねー。