ご近所さんが優しい

長老の一人に「奥さんを見かけないけど大丈夫かい」と聞かれたので、「実はちょっと病気で・・・」という切り出し方から話が進み、患者の偽プロフィールをでっち上げることになった。半分以上は事実だけどね。
良かったのは、鬱病について理解があり、「奥さんを大事にしなさい」と言ってくれたこと。それと、自分が団地内で高い信頼を得ていることを感じ取れるやりとりだったこと。
上の世代からのおせっかいがうっとうしい時期が長かったけど、下の世代に生きる知恵を伝承するのが彼らの生き甲斐なのだと分かってからは、それを聞き入れるのも前ほど苦しくなくなった。やさしさで接してくる人に対してはやさしさで返すべきだ。