太平洋のど真ん中に日本の面積の4倍のゴミ



米テキサス(Texas)州の2倍の面積に及ぶと推測する科学者もいる「プラスチックの渦」、別名「イースタン・ガーベッジ・パッチ(Eastern Garbage Patch、東のがらくたの一帯の意)」は、過去60年間をかけて、米国とアジア各国から海洋に投棄されたり、海岸から漂流したごみが蓄積してできあがった。ビーチサンダルやビニール袋といったごみは、日光で徐々に分解されて極小の破片となり、波の動きによって渦巻き状に寄せられ、米ハワイ(Hawaii)州と米本土の間の海面下で集積していると考えられている。


調査の主催者によると、破片になってしまったプラスチックは小さすぎ、衛星写真ではとらえられない。しかし、これだけの分量から考えれば、魚や鳥などの海洋生物たちは知らずに「有毒のスープ」を飲み込んでいるといえる。大半は極めて毒素の高い化学物質だ。

あの辺の魚は食えた物じゃないな。
それ以上に、もう鯨は食べられないな。毒は食物連鎖の頂点に凝縮されていくから。