我が結婚観

妹からのコメントに返事をした勢いが残っているうちに書いておこう。
極上の青空に梅の花が香る3月7日(写真を参照)、僕の妹が結婚式を挙げた。十字架も神父もいない人前式、BGMはカーペンターズやソットボッセなど、僕好みのセッティングであることに、「やっぱり兄妹なんだな」と思った。式が終わって自宅に戻り、このことをあちこちに報告して回って、皆さんからおめでとうと言ってもらえたのは良かったのだが、そっちに気をとられすぎて、肝心のこの日記に書くことを忘れていた。
相手の男性は温和かつ知的で仕事ができるナイスガイで、兄としても一安心である。そういえば、きちんと「おめでとう」と言葉で伝えただろうか。頭の中を駆け巡る情報が多すぎておぼつかないが、どこかで言ったはずだ。帰り際だろうか。
お決まりの「お父さん、お母さん、今までお世話になりました」などという茶番を省いたのも、家族として誇りに思いたいくらい心強い。妹は次の日にさっそく実家で夕飯を食べたらしい。


さて。
「次はあなたの番だね」と誰かから言われるが本当にいやなので(妹は例外)、自分から言っておく。次は僕の番だ。
かつては結婚というものをずいぶん憎んでいた僕だが、今では前向きに考えている。今すぐではないが、時間の問題だろう。振り返ってみて、自分もずいぶん落ち着いたものだと思う。仲人の回数を自慢する奴なんか呪い殺してやろうと思っていたのに。
そして今、僕は結婚という物を嫌わずにすむ方法を身につけた。それは結婚相手として納得できる相手を見つけることだ。そんなの当たり前じゃないか、と言いそうになった人、ちょっと待ってほしい。世間は旦那の愚痴を言うかみさんや、かみさんの愚痴を言う旦那であふれかえっているではないか。おまえら、なんで結婚したんだよ。馬鹿馬鹿しい。やむにやまれぬ事情があったのだとしたら可哀想だが。その点では事情が緩和された現代に生まれたことは幸運だと思っている。
時期はおそらく来年の初夏になるだろう。これは相手の希望だが悪くないと思う。梅雨が始まる前の青空の下で挙式できたら最高だ。なるべくお金をかけないつもりでいるが、ドレスと食事には気合いを入れることになりそうだ。そして神様はいないか、いても日本の神様。お披露目は福岡と栃木の2カ所でやろうと思う。なんだかんだ言ってお金がかかっちゃいそうだな。