急患その後

昨晩、後頭部を二針縫ったお隣さんに、「気分が悪くなったら夜中でも呼んでくださいね」と言ってから別れたのだが、どうやら大丈夫らしい。今朝は一人でどこかに出かけたようだ。
昨夜はすさまじい天然ぶりを見せつけられた。病院に向かう車の中で、生々しいご家庭の事情を洗いざらいしゃべってくれた。聞いてもいないのに。挙げ句の果てに、財布の入ったリュックを僕に預けて診察室に入っていった。何という危機意識のなさ。しかし、人の悪口を言うわけでもなく、やたらと同意を求めたりもしないので、こちらは聞き手に回るだけで良かったため、楽ではあった。