慢性副鼻腔炎

 いわゆる蓄膿症。持病のひとつだ。一時期は治まっていたのだが、風邪のせいで悪化したので、医者に行った。
 こちらは東洋医学ではなく西洋医学に頼っている。医者からはマクロライド系抗生物質を与えられている。強い薬ではないのだが、自分の場合は良く効いている。
 マクロライド系は比較的副作用が少ないらしい。細胞のタンパク合成を阻害して増殖を抑えるのだが、細菌と人間ではリボゾームとやらの構造が違うので、細菌だけに効くのだそうだ。しかしそれでは細菌を殺すことにはならないので、そこは人間に元から備わっている免疫力で細菌を殺すのだという。薬に頼るだけでなく、健康的な生活で肉体のポテンシャルを高く維持することが大切なのだ。つまり東洋医学的な面を無視しては成功しない治療方法だと言えよう。
 近頃は、このように西洋医学東洋医学の連携が進みつつあるらしい。医者にはさんざん世話になっただけに、医療の発達には興味が尽きない。