FMVにタイムドメインのスピーカーが付いていた事への邪推

FMVの2001年モデルにタイムドメインのスピーカーが付属していた件について。
簡単に言ってしまえば、「タイムドメインの名声を金で買った」といったところか。

  • 自社のパソコンに採用=タイムドメインというブランドの力を借りる
  • ライセンス取得=オリジナルにそっくりなものを大量生産=コスト低減

という筋書きだったのではないか。しかし、その思惑は見事に外れたのではないかと邪推する。
発掘された文献によれば、富士通のものは本家と比べて音質が劣るらしい。製造コストを下げたのだろうか。とはいえ、そこそこの性能は出ていた模様。
そういうレッサーな部分はあるにせよ、仮にもTIMEDOMAINの眷属であるなら、音源の性質がダイレクトに出てしまうわけで・・・つまり、パソコン本体のサウンドの品質が問われると思うのだが、そのあたりはどうだったのだろうか。コアなユーザーによれば、TIMEDOMAINは扱いが難しいらしい。どのCD、どのプレイヤーでも良い音が出るわけではなく、やめたほうがいい組み合わせもあるとのこと。
なんというか、物の良し悪しが分からない上層部がイメージ先行で採用しちゃった感がある。さながら腐った鯛に即席味噌汁だ。あぁ、言い過ぎか。
実物を見聞きしたわけではないので、ほどほどにしておこう。


ところで、ジャンク屋に行くと富士通のロゴ入りマウスが大量に転がっていたりするんですが、似たような末路をたどったりしてませんかね?