古いパソコン向け WindowsXP SP1 チューニング
自分のパソコンに施したチューニングを書き残す。これにあたり、多様なウェブサイトを参考にさせていただいたことを明記しておく。
- スタートボタンを右クリック→プロパティ→[スタート]メニュー
- 「クラシック[スタート]メニュー」に変更する。ほんのわずかではあるが空きメモリが増える。また、
- スタートボタンを右クリック→プロパティ→[スタート]メニュー→クラシック[スタート]メニュー→カスタマイズ
- 「頻繁に利用するメニューを優先的に表示する」をオフに。使用メモリ量やパフォーマンスに変化は見受けられないが、最初からすべて表示されていたほうが自分にとっては都合が良かった。
- コントロールパネル→システム→詳細設定→起動と回復→起動システム→編集
- 起動オプションを追加。/fastdetect のあとに /noguiboot と続ける。起動時のWindowsロゴを表示しないことにより、起動が数秒ほど早くなる。遅いハードディスクほど有効と思われる。
- コントロールパネル→システム→詳細設定→起動と回復→システムエラー
- 「システムログにイベントを書き込む」「管理者へ警告を送信する」をオフに。また、「デバッグ情報の書き込み」を「なし」に変更する。パソコンを一台もしくは小規模なLANで運営しており、システムログを読んでも意味がわかるほど上級者でない、パソコンがおかしくなったらとりあえず再起動するのが関の山、という人はオフでも支障はないと判断する。
- コントロールパネル→システム→詳細設定→エラー報告
- エラー報告を無効にする。重大なエラーも通知しない。マイクロソフトの製品の品質向上に貢献したいなら有効にするべきか。
- コントロールパネル→システム→システムの復元
- あると便利な場合もあるかもしれないが、自分は壊れたら再インストールする人なので、オフ。
- コントロールパネル→システム→自動更新
- WindowsUpdateを適用するより、ルータで防御を固め、 Internet Explorer と Outlook Express を使わず、不要なサービスをオフにしたほうが、動作が軽い上にセキュリティ的にも良さそうなので、オフ。
- コントロールパネル→フォルダオプション→表示→詳細設定
- 「フォルダとデスクトップの項目の説明をポップアップで表示する」をオフ。これによる速度の向上はほとんどないかもしれない。
- デスクトップ画面を右クリック→プロパティ→デザイン→効果
- すべてオフに。地味になるので、それがいやな人はお好みで。
- デスクトップ画面を右クリック→プロパティ→設定
- 画面の色を16ビットに。ビデオカードの性質次第では速くなる模様。また、810Eチップセットのようにメインメモリからビデオメモリを確保しているのならば、数メガバイトではあるが空きメモリが増えるのではないだろうか。(未検証)
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Alerter
- 無効に。なにしろSP2では自動実行されなくなったため、止めても良いと思われる。利用者が少ない上にセキュリティホールが多発したためだろう。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Messenger
- Alerterと同じ理由で無効に。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Application Layer Gateway Service
- インターネット接続の共有をしないのであれば無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Automatic Updates
- 止めてもいいかと思われたが、手動でのWindowsUpdateも不可能になってしまった記憶がある。WindowsUpdateをするのであれば自動に。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Background Intelligent Transfer Service
- Automatic Updatesを使わないなら無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→ClipBook
- 複数のパソコンでクリップボードを共有しないなら無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Network DDE
- ClipBookを使わないのであれば無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Network DDE DSDM
- ClipBookを使わないのであれば無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→COM+ Event System
- COM+を利用したプログラムを実行しないのであれば無効。どのプログラムがCOM+を利用しているのかはよくわからないが、マイクロソフト製品やマイクロソフトのツールで作られたプログラムはCOM+を使っている可能性が高いと思われる。(推測)
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→COM+ System Application
- COM+を使わないなら無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→DHCP Client
- IPアドレスが固定なら無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Distributed Link Tracking Client
- ドメインに参加していないなら無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→DNS Client
- これを止めてもアプリケーションが名前解決できるので止められるらしい。体感速度にも差を感じない(むしろ速くなったという報告もある。環境次第ということだろう)。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Error Reporting Service
- 詳細は良くわからないが、ちょっと裏技的な使い方をしているプログラムのエラー報告を得るのに必要らしい。普通の人はこんな物の世話になる機会はないと思えるので無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Help and Support
- Windowsのヘルプなんか見ないという人は無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Human Interface Device Access
- キーボードについているホットボタンでアプリを起動したい人は有効。いらない人は無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→IMAPI CD-Burning COM Service
- CD-RやDVD-Rドライブを搭載していないなら無効。ドライブを持っている場合でも、Windows標準のCDライティング機能を使わないのであれば無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Indexing Service
- 速くなるどころか、場合によっては遅くなったような気がするので、無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Portable Media Serial Number
- 著作権管理されたコンテンツをデジタルオーディオプレイヤーで使うために必要。自前でエンコードしたMP3を聴くだけなら不要と思われる。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Remote Registry
- 外部からレジストリの変更をする場合に必要。知りうる限りはLAN環境にて Microsoft Office を一斉にアップデートする際に必要だったかもしれない。そんなことをしないのであれば無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Routing and Remote Access
- 無効。たぶんいらない。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Smart Card
- スマートカードを使わない場合は無効。2005年現在、自宅のパソコンで使っている人は極少数の物好きであると思われる。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Smart Card Helper
- 上とペアで無効。SP2では削除されている。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Themes
- クラシックな画面が好きなら無効。軽量化の要。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Uninterruptible Power Supply
- 無停電電源を使っていないなら無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Universal Plug and Play Device Host
- UPnP(ユニバーサルプラグアンドプレイ)対応の機器を使わないなら無効。まだ少ないが、UPnPを搭載した家電や周辺機器がある。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Upload Manager
- SP2では削除されたので無効にしても良いだろう。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→WebClient
- WebDAVを使わないなら無効。おそらく個人用途では出番がない。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Windows Image Acquisition (WIA)
- スキャナを従来どおりにアプリケーションから呼び出しているなら不要。デジカメもストレージデバイスとして扱うのであれば不要。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Windows Time
- 自分で時計を見て時刻合わせするなら無効。桜時計などのNTPクライアントを使っているなら無効。MicrosoftのNTPサーバーを信用していないなら無効。
- コントロールパネル→管理ツール→サービス→Wireless Zero Configuration
- 無線LANを使っていないなら無効。
ほかにも何かやったが、よく覚えていない。起動直後の物理メモリの使用割合は約60%から約40%へと変わった。計測には「メモリの掃除屋さん」というソフトを使った。