希薄な“明日への期待感” 子供の実態全国調査

http://www.sankei.co.jp/news/040613/sha004.htm

調査は今年1−2月に全国23の小学校に通う5、6年生男女を対象に実施、3226人から回答を得た。
1日の終わりに「明日もきっといいことがあると思うか」という問いに「よく思う」「わりと思う」と答えた子どもは男子が30・3%、女子が35%で、明日への期待感が薄い子どもが多いことが分かった。

子どもは希望に満ち溢れているのが普通だとでも思っているのでしょうか?
あと、明日への期待感を持てないのは、大人も同じじゃないですか?

「自分が好きか」という質問には、好きではないとの答えが女子で44・3%に達し、男子の33・1%に比べて自己否定の傾向が強かった。

人と比較されるから好きになれない確率が上がるんだと思う。
容姿、学力、その他諸々。どれも無難で問題ない範囲なのに、それじゃ自分が許せない。
テレビや雑誌じゃ美しい男女がもてはやされ、学校でも家でも学力を向上させよと叱咤激励される。
「今のままでいいんじゃない?」なんて無難なことを言ってくれる人は少ない。
肯定されない自分を肯定するのはエネルギーがいる上に、わがまま扱いされる。
だったら最初からあきらめよう、これが子どもたちの「かしこさ」なのだろう。
本当はあきらめきれていないんだけど。
あきらめつつあきらめられない、そんな言葉にできないやるせない思いが、いつしか雨雲のように心を占領していく。
その行き着く先が・・・新聞でよく目にするアレか?