総括

そんなわけで、セキュリティを謳ったショップであっても、舞台裏はお粗末かもしれない。そんなショップはいくつもあり、そうと知らずに数十万人が買い物をしているはずである。それに、情報が漏れるのはインターネットの通信内容だけではない。
また、盗聴するにも非常に手間がかかるし、手に入れた情報を使うにもコストがかかる。即金になるクレジットカード情報に比べて、住所や電話番号は盗む側の旨味が少ない。

件の友人に対しては、「だから大丈夫だ」などと無責任なことは言わないが、せめて「気にしすぎるのはどうかと思う」という言い方はさせてもらおう。