あめいろ

あめ色になりゆくタマネギ

カレーのレシピでは「タマネギは、あめ色になるまで弱火でじっくりと」という表記をよく見かけるが、自分も含めた若い世代には「あめ色」がどんな色なのか知らない人も多いのではないだろうか。
かく言う自分も、つい数年前までどんな色なのか知らなかった。
ぶっちゃけた話、「茶色」と言ってしまえばそれまでなのだが、茶色にもいろいろある。
タマネギを弱火でじっくり炒めていると、やがて少しずつ茶色になってゆく。
それは、真のあめ色に出会ったことがある人間にとっては、まさに「あめ色」としか言い表せない色だ。
そんな「あめ色」を確認できる場所が、意外と近くにあるかもしれない。

  • 候補その1・駄菓子屋。昔ながらの飴を売っていたらラッキーだ。
  • 候補その2・縁日の的屋(てきや)。この的屋という言葉も若い人には馴染みが薄いかもしれない。それはともかく、あめで文字を書く店がどこかにあるはず。頼んだとおりの文字を書いてくれるサービスもある。その店がない場合は、りんご飴でもいい。
  • 候補その3・スーパーマーケット。これが一番確実かもしれない。無漂白の粗目(ざらめ)が見つかればいい。

そういえば、春に物珍しさで買った「ニッキ水」が、こんな色だったような気がする。