自治会の総会に出席した

組長なので自治会の総会に行ってきた。
去年の予定では今年は組長を降りるつもりでいたが、やっぱりやることにした。この団地を出て行くのは随分先になりそうだからだ。
今回は意を決して、というより去年から心に決めていたことだが、総会の議長を務めた。自分の引き籠もり体質を改善したかったのと、誰も役職を引き受けたがらない現状にいらいらしていたから。あとで長老たちから聞いたのだが、おきまりの老人以外が議長になるのは初めてだったという。団地が生まれて30年来の悪しき慣習に風穴を開けた快挙だと言われた。
人前に立つと言うことはそれなりに覚悟が要る。分かり切っていたことだし、むしろ楽しみにしていたが。質疑応答のさいに文句を言うだけの人は毎年現れる。年齢は70歳以上の場合が多い。内容はいつもだいたい以下の通り。

  • 住民の声が自治会に反映されていない。
  • 自治会の活動が住民に知らされていない。
  • 自治会に魅力がないから加入者が減る。
  • 役員手当は我々の会費から支払われているのではないのか、不当な利益ではないのか、ちゃんと仕事はしているのか。

文章だけではもっともらしく見えるかもしれないが、実際は文句を言うことで快感を得ているような表情であることも多い。そこで今回は自分が議長だったので「変わることを望む強い思いがあるのなら、ぜひあなたが役員となって変えてください」と言うと、「自分はそんな器じゃない、そんな力はない」と言われた。こっちを言い負かすだけの能力は持っているくせに?ああそうかい。そうやって逃げる気かい。じゃあ、なおさら逃がさんよ。
詳細は省くが、結果としてこのじいさんは、総会終了後に長老の一人に「失礼なことを言ってしまったようで・・・」と話しかけていた。僕には何もなし?孫みたいな若造には何も言う必要はないってこと?べつにいいけど。
こんな小さなくて弱々しいコミュニティでも学べることは沢山ある。来年もここにいたら今度は役員でもやってみようかと思った。