農業の後継者問題と稼ぎ

世界最高峰のミツバ栽培工場を作ったのは大企業ではなく一介の農家、しかも体調不良を理由に廃業を考えていた(この問題は解決したみたいけど)。
以下、心に残った言葉を抜粋。


「親が稼いでいなければ、子供は絶対に継がない。農業の後継者問題は親の問題でしょう」
実際のところ、どれだけ稼いでいるのか、具体的な金額は教えてくれなかったが、20代の娘夫婦に今の仕事を辞めて跡を継ぎたいと思わせるだけの収入はあるのだろう。
つらい、儲からない、面白くない、でもそれが仕事ってもんだ・・・そんな姿を子供に見せている人が多いのではないだろうか。これは農業に限ったことではないだろうけど。農業はそこに「この土地を守り続けるのが立派な使命」みたいな価値観がくっついて、余計に若者を遠ざける。
1ページ目には工場内を撮影した動画もある。見事な設備だが、開発は低コストらしい。もちろんランニングコストも。つらさを軽減し、儲けを生み出し、もしかしたら面白いかもしれない。長続きするには面白さが重要だ。記事では詳しく書かれていないが、娘夫婦がこの仕事に面白さを見いだしてくれることを願う。