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「自分で何とかしなければ」そんな人ほど落ちていく〜『反貧困』
自分にもその傾向があるが、周囲を見渡してもそういう人はいる。大抵は生真面目で、しかもその自覚がない。問題を一人で抱え込み、精神的にも病気になったりする。気をつけないとね。
白黒つけたら、あなた考えないでしょ?〜『ニーチェ──ツァラトゥストラの謎』
「しかし、なぜニーチェはそんな書き方をするのか。それは、「こう読めば正解」といった白黒をはっきりさせる読解が、わかりやすさと引き換えにそれ以上の思考を停止させる罠を孕むことを熟知・痛感していたからだろう」
笑えなくなった話
つまり、非常事態に備える行動を「やりすぎだよ」「わけわかんねーよ」「んなことあるわけないだろ」と言って笑いに変えてしまう構図がテレビにはあるのでしょうね。
人の世の理とこの世の理
以下、要点をピックアップ:「理系とは「世界の理を知る」知識体系であり、文系は「人の世の理を知る」知識体系」「人の世を動かすのは文系の知識」「どうも政治や行政の関係者は「世界の理」を軽く見ているのではないか」「実際には、世界の理は、人の世の理より強い」「国策といえども人の世の理であり、物理的なこの世の理には勝てない。それを無視すれば、待っているのは悲惨な結果だけだ」「政治家は、人の世の理のプロであることはもちろんのこと、物理学や化学や地学といった、世界の理も、せめて高校から大学教養課程程度ぐらいまでの基礎的な常識をきちんと使えるようにして欲しいと思うのだ」
槌田敦『CO2温暖化説は間違っている』
書評。二酸化炭素地球温暖化の主因に据えること、その風潮が盛り上がりすぎであることへの懐疑。原発推進派にとっては、ミランコビッチサイクルを伏せて二酸化炭素地球温暖化の主因にしておいたほうが、原発を増やす口実になる、という物の見方ができる。その通りであれば、原発反対派は「地球温暖化の原因は二酸化炭素の増加ではありません、だから原発はいりません」と言ってみたらどうか。無理?まあ世間や他の環境保護団体と反りが合わなくなりそうではある。そして誰も言葉を発せられないままに事態は進展してゆくのだろうか。
ミランコビッチ・サイクル
メモ。