共謀罪の陰に目立たず通った探偵業法案
なんじゃこりゃ。またこっそり通ったのか。
法案は他人の依頼を受けて特定個人の行動を調査する行為を規制する。探偵業の届けがない者が、例えば誰かを尾行したり無断で写真を撮ったりすると逮捕される。探偵の話かと思っていたら取材規制か、とメディアが騒ぎ出したのは3月になってからだ。
具体的にはどう変わるのだろう。簡単に言えば次のようになるのだろうか。
- 今まで
- 写真を撮られた→肖像権の侵害で訴える→勝って賠償請求
- これから
- 写真を撮られた→現行犯逮捕
しかし、どうにも実効性がないような気がする。このような法律の存在意義を説くために、よく「弱者を守るため」という言葉が使われるが、この法律を知らないことには実践のしようがないし、えてして弱者はこのような法律に疎い。つまるところ、結局は言論の自由を奪うための一手なのであろう。