NeoOfficeが新たな寄付を募集中

 皆さんは OpenOffice.org(以下、オープンオフィス)というソフトをご存知だろうか。ワープロ表計算、プレゼンテーション、データベースなどの機能を備え、マイクロソフト社のオフィス(ワード、エクセル、パワーポイント、アクセス)の対抗馬とも言える。マイクロソフトのオフィスが何万円もするのに対し、オープンオフィスは無料だ。開発はボランティアによって行われている。

OpenOffice.org

 オープンオフィスは、WindowsだけでなくMacでもLinuxでも使える。しかし、Mac版はインストールが大変で、初心者にはとても薦められたものではない。そこで登場するのがOpenOffice.orgの派生プロジェクト、NeoOfficeである。これのインストールは簡単だ。

NeoOffice

 つい先日まで、NeoOfficeは内容が古く、オープンオフィスが備えている新しい機能が使えずにいたのだが、2006年5月23日に一般公開される予定の NeoOffice 2.0 Alpha は、その問題を解決しているはずだ。
 実は NeoOffice 2.0 Alpha は、すでに完成しており、寄付金を払えば今すぐ入手できる。多くのボランティア団体がそうであるように、NeoOfficeプロジェクトは寄付金で設備を維持しているのだが、経費の半分しか寄付でまかなえておらず、あとは持ち出しだそうだ。そこで登場したのが新たな寄付プログラム「NeoOffice Early Access Program」である。

NeoOffice Early Access Program

 5月23日まで待てない人は、US$25(5月9日以降はUS$10)を払えば、今すぐ NeoOffice 2.0 Alpha を入手できる。こんなことを思いつくなんて、これは本当に困っているに違いない。本人たちは「これが理想的な状態とはいえないから、もっと良い方法を模索したいし、NeoOfficeは今後も多くの人にとって無料でありつづけたい」と言っているが、寄付が必要なことには変わりないはずだ。この寄付により、最も要望が多いインテルCPUへの対応とAquaへの対応ができそうだというので、財布に余裕がある人は寄付してみてはいかがだろうか。自分も忘れなければ寄付してみようと思う。