持つべきものは友と思った日

患者さんの親友が帰って行った。学歴とは関係なしに賢い女性であった。それゆえに周囲と迎合できず不遇の日々を送ったことが窺える。そして今も幸福とは言えない状況にある。そんな中、支えになってくれているのは遠距離恋愛中の彼氏らしい。彼の優しさもまた不遇の半生を生き延びたからこそ滲み出るものだった。僕はそこに運命のようなものを感じた。
彼女は「自分のことが嫌いだった」と言う。でも、あなたにしかできないことがある。僕たちの力になってください。