夕食

小鯛といっしょに購入したヒメジ(10匹98円)を持て余していたが、無謀にも「トリッリェ・アル・リヴォルネーゼ(リヴォルノ風ヒメジの煮込み)」とやらに挑戦。


 さて、「トリッリェ・アル・リヴォルネーゼ(リヴォルノ風ヒメジの煮込み)」から始めましょうか。地中海はティレニア湾に面し、「カッチュッコ(魚介のリヴォルノ風磯煮込み)でも有名な港町”リヴォルノ県”の伝統料理です。フライパンに大目のヴァージン・オイルを温め、一粒のニンニクで香りを出したらトマトを加え、沸いた瞬間にヒメジ、バジリコを加え塩、胡椒をし、蓋をして1分間弱火で調理・・・コレだけです。トマトを最小限に調理し、魚に火が通った時点で完成。こんな究極の”Semplicita(容易さ)”が完璧なハーモニーを見せてくれる一品ですが、本場のイタリア料理を代表する基本中の基本的テクニックが必要とされる名作だと言える一品です。
途中、バジリコがなかったのでローリエを使ったり、プロが見たら怒り出しそうな手際の悪さだったが、素材の良さに助けられ(いつものことだ)、味はなかなか良かった。見た目は悪いけど。