昔話その2

「小学生のとき、お母さんが、『あんたが3歳くらいのとき、私にもうちょっと気力があれば、あんたを殺して私も死んだのにねえ』って言ったの。お母さんがとてもかわいそうだと思った。私のせいでごめんなさいと思った。子供なんかほしくなかったのに、私が生まれたせいでごめんなさいと思った」

いわゆる「できちゃった結婚」の話ではない。就職して自立しており結婚する気など毛頭もなかったところを、世間体などの理由で結婚させられたのである。