着やせ

自分の息子を「デブ」と呼ぶ経理担当者(二児の母)がいる。
先日、そのデブ君に初めて会う機会があった。
なんのことはない、どこがデブなのだろう。普通じゃん。もっと力士みたいなのを想像してたよ。ちょっと気にしすぎじゃないか、おかあさん。
という感想は、バーベキューを食べる最中に再び覆った。
寒空の下、上半身を脱ぎ捨て、中年のような腹をさらけ出しながら、ピーマンばかりを追い求める彼の姿を、しばらくは忘れることができないだろう。