病は気から

実家に帰ったときに、母親に「病は気から」と言われた。あまりに僕が「病気」という言葉を多用するからだろう。
自分も母も大病を患ったことがある。闘病生活はつらいものだ。それを知っているからこそ、病気という言葉を連発してほしくないのだろう。
しかしここで誤解を解いておきたい。状況をより良い物にするために使っているんだということを分かってほしい。一例としては、思い悩まずに開き直ってほしいから使っている。簡単に言えば「病気のせいにしてしまえ」ということだ。開き直れずに悶々と日々を過ごすことこそ万病の元、それこそ「病は気から」と言えないか。
つまり、表現は違えど、母の願いと僕の目指すところは似通っているのだ。だからあまり心配しないでほしい。