短冊

七夕が近いためか、近所に笹の葉がたくさん飾られていた。
顔も知らぬ誰かの思いを乗せた短冊が、いくつも風にゆれている。
そんな中、パソコンの毛筆フォントと見紛う素晴らしい楷書で
「習字が上手になりますように」
と書いてある短冊があった。
誰だろう。何歳だろう。こんなにうまいのに、さらに上を目指すというのか。
なんかちょっとむかついたが頑張っておくれ。