記念日

14日は世界的な記念日であったが、当家でも記念すべき日であった。

  • 患者が「実は精神的に虐待を受けていた」ということをはっきりと自覚した。
  • 自覚ができたため、初めて本格的に弱音を吐いた。
  • 今までよりも解りやすい形で救助が求められた。

狂人のくせになんでもない振りをするのが得意な患者であったが、自分を取り巻く状況をあらためて整理しなおしたとき、5年目にしてやっと正確な状況認識ができた。いや、させてしまったと言うべきか。
21年間に渡り捻じ曲げつづけてきた真実を今更直視するのはとほうもない作業に違いない。早速、鬱っぽい発言が多く出てきた。
しかし今後はSOSのサインが従来よりもわかりやすく早めに出ることが期待できる。真面目で物分かりの良い女でよかった。